STYLE TALK: 06

My Rule forSUMMER STYLE

featuringJunko Kato

スタイルのある人に聞く3つのルール Vol.6

夏の着こなし、加藤順子さんの場合。

STYLE TALK

2021.07.21

Photo: Ko Tsuchiya
Edit&Text: Naoko Monzen

心地よさと抜け感を大切にする

「基本的にシンプルな着こなしが好きです。あとは、着心地のよさや快適に過ごせるかどうかが大事。夏は特に着心地にこだわります。夏はタンクトップにトラウザーという組み合わせをすることが多いのですが、今年はこのキャミソールみたいにバリエーションをもたせたいですね。暑いのにいろいろ着込むと苦しくなっちゃうから(笑)、心地よさは重要です」

「普段ショートパンツはあまりはかないのですが、このセットアップはボトムに抜け感があってフェミニンになりすぎず、ニュートラルな印象に仕上がるところが気に入りました。上下が同色同素材なのもポイント。“着こなしは3色以内にまとめたほうがいい”って言いますけど、私は2色以内がルール。レーヨンとナイロンの混紡生地もしなやかで肌触りがよくて好みです」

シンプルななかにひねりを加える

「トップス+ボトムスのプレーンなコーディネートのほかに、ワンピースもよく着ますね。シンプルななかにひとひねりを加えるようにしています。このワンピースは構築的なシルエットにダブルストラップがきいたデザイン。丈感も好みです。個人的に、韓国のデザイナーは構築的な服が得意な気がしています。着るとおもしろさがわかりますよね」※このワンピースのブランド(LE17SEPTEMBRE)のデザイナーは韓国出身。

「ワンピースと同系色で、かつインパクトのある大ぶりのネックレスをアクセントにプラス。SOPHIE BUHAIのジュエリーは大好きで、自分でもよく購入しています。ショップによっては展開している型数が少ないことも多いのですが、ESCAPERSにはアイテムが揃っていますよね」

抜け感を取り入れる

「襟付きの服を着ることが少ないのですが、このトップスは撮影で着て一目惚れ。ドロップショルダーで肩の力の抜けた感じがあっていいですよね。ほかにもカシュクールタイプだったり袖が広がっていたりと、ありそうでないデザイン。短めの丈も好きですね」

「リネンをブレンドした少し厚手の生地も好みです。程よい透け感で安心できますし、着心地がよくて快適。自分は着ていて楽なのがいちばん。襟付きであればこういうタイプを手に入れたいですね」

MY BEST ESCAPE

Q: これまでで最高のエスケープ先は?
「バリ島。歯科医の国家試験が終わった後、試験や勉強と関係のない場所に行きたくて選びました。結果、“ザ・リゾート”でものすごく楽しかったですね。眺めが美しくて、フルーツもおいしくて。写真のスイカジュースは気に入りすぎて滞在中5回くらい飲みました(笑)」。
Q: エスケープに欠かせないアイテムは?
「水着と、ラフに着ることができるワンピース。学生時代、水泳部に入っていたので泳ぐのは大好き。旅先に海やプールがあるとテンションがあがります」

「今年購入したTHE ROWのサンダルも旅に連れて行きたいアイテムのひとつ。海辺でもすぐ履ける気楽さがありつつ、上品な質感で素敵な場所にもマッチします。ほどよく厚みがあって、ちょっと盛れるところも好きですね」

PROFILE

加藤順子さん/歯科医、クリエイティブディレクター、モデル
愛知県名古屋市出身。歯科医師の傍らモデルとしても活動。独自の感性やセンスが同世代の女性から支持を受け、近年ではクリエイティブディレクターとしてさまざまなブランドとコラボレーションを行う。
Instagram: @_katojun_