STYLE TALK: 05

My Rule forJEWELRY

featuringRina Ohta

スタイルのある人に聞く3つのルール Vol.5

ジュエリー、太田莉菜さんの場合。

STYLE TALK

2020.12.18

Photo: Tak Sugita
Edit&Text: Naoko Monzen

好きなネックレスを重ね付けする

「ジュエリーは自分にとってお守りのような存在。“私”を完成させるスパイスのようなもの」と語る太田さん。「なかでも好きなのは、存在感のあるもの、メッセージ性のあるもの、自分の個性を際立たせてくれるもの。アートピースのようでいて、かつ自分の空気感や雰囲気を演出することができるのがジュエリーの魅力だと思います」

「華奢なジュエリーをさりげなくというより、つけるならとことん楽しむタイプです。この重ね付けは、まさに最近よくしているスタイリング。私服では、自分の好きなチャームやメッセージをおまもり的な存在として重ねています。今回選んだネックレスは繊細で上品なつくりで、大人の遊び心があるジュエリーとして楽しめるところもよかったですね。特にMARIA BLACKのチャーム付きネックレス2点は、アジャスターで長さを調整できて素晴らしい!」

ピアスはアシンメトリーで遊ぶ

「これも私がよくする耳元のスタイリング。その日のコーディネートの雰囲気やテーマに合わせて、左右の耳にあえて違うデザインのピアスをつけるんです。今回は、左耳にシングルタイプのイヤーカフとピアスの片方を重ね付けしました。写真では見えていませんが、右耳には別のアイテムで、シルバーの曲線的なピアスをひとつつけています」

「今回の黒いニットのように、シンプルなトップスや着こなしのときに特に効果的。同じピアスを左右につけるよりも、もう少しアップデートされた雰囲気が出せると思います」

リングは大ぶりなタイプをたくさん

「ジュエリー全般好きですが、なかでも毎日つけているのはリング。仕事のとき以外、着こなしを問わずいつもつけているシルバーリングが数種類あって、おまもりのような存在です。いいことも悪いことも一緒に過ごしてくれているような感覚ですね。このリングを含めて、自分のファッションを完成させるピースとして毎日ジュエリーを身につけています」と太田さん。「派手なものも、ずっとつけていると慣れてくる」という意見も参考にしたいところ。

「このカットも普段しているスタイルを意識しました。基本的に大ぶりなリングをつけることが多いです。今回選んだリングはそれぞれパンチがありますが、上品なデザインなので重ねてもトゥーマッチにならず、楽しくコーディネートできました」

MY BEST ESCAPE

Q: これまでで最高のエスケープ先は?
「ハワイ島。2019年、大事な人の結婚式のために行きました。これまでに味わったことのない、野生の自然のオーラみたいなものがすごくて圧倒されました。
ハワイ島で見た夕日もずっと忘れられないです」
Q: エスケープに欠かせないアイテムは?
「カメラ(CONTAX T3)、AirPods、アロマキャンドル、スピーカー。写真を撮り始めたのは高校生くらいの頃。友達との日常の記録を気分で撮っていたりしました。肌身離さず持ち歩くわけではありませんが、今もたまにふいに撮りたくなったときに撮っています。旅先では主に友達、家族、子供など人物を撮ることが多いですが、自分の記憶にだけ焼き付くような一瞬の景色の記録を撮るのも好きです」

「旅に向かう道中、欠かせないのは音楽。特に飛行機の場合、揺れが怖くて音楽がないと乗り切れません(緊張して眠れない)。スピーカーも持っていきます。音楽があると、旅の記憶がより一層楽しくなるんですよね。自分が落ち着く香りがあると安心できるので、アロマキャンドルも欠かせません。旅は頑張りすぎて疲れてしまうことも多いので、香りに癒やされています」

PROFILE

太田莉菜さん/女優、モデル
1988年千葉県生まれ。雑誌のモデルオーディションでグランプリを受賞したのち、数多くのファッション誌やCMなどに出演。女優として映画やTVドラマでも活躍。私服のセンスも注目の的。
Instagram: @whoisrinaohta